大地の循環・ホルン
The Circulation of the Earth : Horn
花崗岩Granite W220×D220×H65cm 2008
第54回一陽展に出品 <損保ジャパン美術財団奨励賞受賞>/東京都港区六本木 国立新美術館/2008
牛久市中央生涯学習センター野外展示場に展示/茨城県牛久市/2018–2019
自然界は絶えず動いています。隆起した地塊は、氷河、川、海、雨、風などの様々な浸食作用を受け、やがて大地に帰って行きます。今私たちが目にしている風景は、長い地球の歴史の中の、束の間の姿なのです。
氷河の浸食作用によってできた、鋭く尖った岩峰をもつ地形を、ホルン(氷食尖峰・ひょうしょくせんぽう)と言います。この作品は山頂から麓の生命体へと、日々繰り返される自然界からの恩恵の物語の一断片を、大地の素材である石に刻み、具象化したものです。
牛久市中央生涯学習センター 野外展示のためのコメントより